NECプラットフォームズは、設備の稼働状態や異常を監視・通報する遠隔監視制御システム「コルソスCSDJ-A」(注1)や、生産設備をコントロールする各種PLC(注2)と連携して、出力されたデータから設備の稼働状況や生産情報をグラフィカルに可視化し、集計・出力が可能な「生産情報可視化集計システム」を発売開始します。
稼働状況・生産情報のリアルタイムな見える化により、ラインの遅延・停止状況とその特性などの把握が可能となります。そこから問題箇所の発見と原因分析、ライン工程や人員配置の見直し等につなげることで、生産の効率化、工数削減、品質向上を図ることが可能です。
初期投資や設置工数を最小限に抑えながら、本格的な稼働監視のシステムが容易に構築できるため、中小規模工場におけるIoT初導入や、大規模工場の試験的なスモールスタートにも適しています。
NECプラットフォームズは、本製品を2021年度までに1,000システム販売する計画で、IoT関連事業をさらに強化してまいります。
【価格、販売開始日】
商品名:生産情報可視化集計システム
価格:オープン価格
販売開始日 2019年8月23日
【特長】
1. ハード/ソフトのワンパッケージ化により稼働監視システムを低コストかつ容易に導入可能
耐環境性に優れ、24時間安定稼働、長期安定供給が可能なファンレス・コンピュータに、統合監視用アプリケーションをプリインストールしてワンパッケージ化しました。
製造業における設備の稼働状況・生産情報をリアルタイムに監視し、現場改善に貢献する仕組みを、低コストかつ容易に導入することができます。
2. 「つなぐ」「可視化」「遠隔監視」の機能を装備
ネットワーク(LAN)接続された最大16台のコルソスまたはPLC経由で取得した各種センサ情報を、統合監視用アプリケーションで集計・統合し、グラフィカルに表示します。これにより、複数設備の稼働状況・生産情報を一目で把握することができ、さらに遠隔地からの監視も可能なため、効率的な運用が可能となります。
3. 設備1台のスモールスタートから、段階的な拡張が可能
例えば、設備1台の稼働状況監視のようなスモールスタートから始め、そのあと機能追加や監視範囲の拡張、カスタマイズ(有償)を行うことで、工場全体の稼働監視システムを段階的に構築・拡大していくことが可能です。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
(注1)「コルソスCSDJ-A」は、当社が製造・販売する遠隔監視制御システム。緊急通報ボタン、異常センサ、温度センサ等から得られるあらゆる情報を監視し、音声・メールなどで通報する。
https://www.necplatforms.co.jp/solution/i-iot/manufacturing.html
(注2)PLC:プログラマブル・ロジック・コントローラ(Programmable Logic Controller)。生産現場などのあらゆる設備に対し、あらかじめ設定したプログラムで動作を制御する装置。
※ 「コルソス」、「CSDJ」は、NECプラットフォームズ株式会社の登録商標です。
※ その他記載されている会社名、製品名、サービス名などは該当する各社の商標または登録商標です。
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<新製品に関する情報>
https://www.necplatforms.co.jp/solution/i-iot/facility.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
パブリックシステム事業部 第一制御システムグループ
E-Mail: info-ompf@necpf.jp.nec.com