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サイレックス・テクノロジー、『働く車』向け高速起動CAN/無線ブリッジ『CDS-2150』販売~CANデータを無線LANに変換・配信・ロギングし、稼働監視の効率アップを実現~

サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:河野 剛士、以下 サイレックス)は、CAN通信を無線LANに変換する、産業用車両(『働く車』)を主ターゲットにしたCAN/無線ブリッジ『CDS-2150』を2018年1月29日(月)に販売開始することを発表しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/LL_img_147691_1.jpg
働く車向けCAN/無線ブリッジ『CDS-2150』製品写真

建設・農業用産業車両を中心に、搬送機・工作機械などの産業機器ライン制御、また医療機器や各種計測器まで応用範囲が広がっているCAN通信利用において、現場の保守作業効率の向上やIoTサービス対応を目的とした無線化要望が高まっています。このような用途において、製品開発用途を想定した従来のCAN通信端末では、対環境性仕様・価格の双方において、量産製品向け搭載条件を満たすことは困難でした。また、マイコンとリアルタイムOSを使った現行の制御コントローラーをそのままIPネットワークに対応させることが難しい、という課題を抱えています。

本製品は、Linux(R) OSとサイレックス無線LANモジュールを搭載した、IP通信・IoTアプリケーションと親和性の高いCAN/無線ブリッジです。本機を車両、産業機器などのCANバスに接続することで、無線LANを使ったワイヤレス稼働監視アプリケーションや省配線CANネットワークを実現できます。さらに、本製品に搭載されたCANロガー機能を利用することで、現場で特定しづらい動作異常の早期発見や、作業オペレータの操作解析・最適化といったIoTサービスにも有効活用できます。本製品は、車両・産業機器への標準搭載を想定した耐環境性仕様(動作温度、防塵防水対応等)・価格を実現しているため、実証評価から量産搭載までの初期開発コストを極小化することが可能です。

<CAN通信の無線化>
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<CAN通信情報のロギング>
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<有線CAN配線の無線ブリッジ(省配線化)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_4.jpg

本製品の特長として、CAN通信アプリケーションで要望される高速起動やCAN/IP変換の最適化にも対応しています。これらの特長と、Linux(R) OSを搭載したCAN/無線ブリッジとしてのIPネットワークとの親和性を活かすことで、効率的かつ早期のIoTサービスを実現できます。また、サイレックスでは本製品を利用する車両・機器メーカ向けに、ハードウェアおよび組込みアプリケーションのカスタム開発やキッティングサービスもあわせて提供します。

【サイレックスCAN/無線ブリッジの特長】
■CAN高速起動
車両ロギングで必要とされる電源ONから本機の高速起動や高速ロギング開始(2.5秒)をサポート。電源投入直後からのCANログ取得を可能にします。

<CAN高速起動イメージ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_5.jpg

■ブリッジ通信の最適化
本製品のCAN/無線変換機能はCANの最大ボーレート1Mbpsの低帯域、小サイズフレーム通信に最適化されており、広帯域な無線LAN通信でもストレスなく通信できます。

<ブリッジ通信の最適化イメージ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_6.jpg

サイレックスは現在販売中の、より遠距離でのワイヤレス通信やカメラ映像にも対応した『GDM-3250』とあわせ、リモート監視アプリケーションやIoTサービスと連携する働く車、産業機器、各種検査装置などを開発する機器メーカ向けに、本製品を広く販売していきます。

<利用イメージ 働く車(建機・農機・特装車)>
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<利用イメージ 産業機器>
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<利用イメージ 各種検査装置向けのワイヤレス監視、省配線化>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_9.jpg

【製品特長】
・CAN通信に最適化されたCAN/無線変換機能(Converter Server Mode)
・有線CAN通信の無線ブリッジ機能(e-Cable Mode)
・内蔵eMMCストレージを使ったCANロギング機能
・IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz無線LAN対応
無線LANモジュールはIEEE 802.11 b/g/n対応『SX-SDMGN』(サイレックス製)を採用。
アクセスポイント機能、ステーション機能、
WPA-PSK(AES/TKIP)/WPA2-PSK(AES)暗号化機能などに対応。
・複数の外部接続インタフェースを標準でサポート
無線LAN×1、CAN×2、USB×1、RS-485/422×1、デジタル入力×2、デジタル出力×1
・USB On-The-Goインタフェースを利用した、CAN over USB通信*、
外部USB記憶装置へのCANログ保存機能
・車載対応の耐環境性仕様
動作温度(-30℃~65℃)、防塵防水(JIS D 0207 F2/0203 D2準拠)、耐振動・衝撃等
・ハードウェアやソフトウェアのカスタム対応やキッティングサービスの提供(個別ご相談)
* Windows(R)のRemote NDISを利用したUSB有線ケーブルでのCAN通信機能です。

◆働く車向けCAN/無線ブリッジ『CDS-2150』製品ページ:
http://www.silex.jp/products/fabridge/cds2150.html?pr180119

<『CDS-2150』製品ページ QRコード>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_10.jpg

【サイレックス・テクノロジーについて】
http://www.silex.jp/index.html?pr=180119
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。
プリンタやMFPといったOA機器やワイヤレスルータなどのPC周辺機器をはじめ、医療機器・産業機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。

<silex QRコード>
https://www.atpress.ne.jp/releases/147691/img_147691_11.jpg

・記載された社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

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