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独自技術のコンパクトなブロックチェーンをチップ化  特許を出願し、開発に着手

配信元:News2u  配信日:2019年06月18日 09:00:00
「日本発のブロックチェーンで未来を変える」を社是とする株式会社シーズ(本社:東京都豊島区、代表取締役:玉井勝文)は、独自技術のコンパクトなブロックチェーン「タイニーブロックチェーン」をチップ化する特許を出願し、2020年3月末の製品化を目指し開発に着手いたしました。


■開発の背景

あらゆるモノがインターネットとつながるIoT(Internet of Things)時代において、クラウド上でデータを処理するクラウドコンピューティングの世界では、リアルタイム性を保ちながらの膨大なデータ処理が困難になっています。そうした中でエッジコンピューティングが話題となっているのは、よりユーザーに近いネットワークのエッジ側、さらには実際にデータを計測するセンサー側で処理することへのニーズが背景にあると言えます。

しかし、IoT機器のセンサーが計測するデータの正確性については検証困難なのが現状です。例えば、伝送経路で静電気や雷、太陽フレアによる磁気嵐等によるデータ化けや、センサー等の故障が発生した場合は、異常なデータを含む膨大なデータの全てをクラウドサーバーもしくは制御CPUで判断・処理しなければなりません。

しかし、膨大な計測データをリアルタイムで処理するとなれば、制御CPUに多大な負荷がかかります。正確かつリアルタイム性の高い処理を実現するには、センサー側での判断・処理が可能な仕組みが必要になります。それを実現するのが当社の独自技術であるコンパクトなブロックチェーンチップです。


■内容

ブロックチェーンとは「データを時間ごとにブロックに格納し、改ざん検知可能な形式でデータを共有保存するシステム」のことで、この概念は制御CPUへのデータ伝送にも応用することができます。当社の独自技術であるコンパクトなブロックチェーン「タイニーブロックチェーン」は、この制御CPUへのデータ伝送にブロックチェーン技術を応用したものです。

このチップを制御CPUとセンサーの間に置くことで、ブロック毎にデータの正確性を保証しながら伝送することができます。これによりデータの分散処理を実現し、制御CPUの負荷を大きく低減することが可能となります。


■特長

1.正確なデータだけを収集
伝送経路におけるデータ化け等を迅速に検知し、クラウドサーバーや制御CPUでは正確なデータのみを収集するので、制御CPUの負荷を大幅低減でき、リアルタイム性が向上します。

2.トラブルに迅速に対応
センサー故障等によるデータ異常を迅速に検知するので、稼働中でも故障個所を把握することができます。また、データは分散保存されているため、トラブル発生時の原因究明に役立ちます。

3.クラウド接続時のハッキング防止
クラウドに接続してデータを収集する場合、悪意のある第三者によるハッキングなどによってデータを改ざんされる恐れがあります。しかし、クラウド上に構築するブロックチェーンと接続することで改ざんを検知し、ハッキングを防止します。


■活用のメリット

さまざまな用途に応じて機能の限定または拡張などのカスタマイズが容易であり、FA(Factory Automation)、モビリティ(移動体)、家電機器等のIoT分野のさまざまなシーンに導入可能な画期的な製品です。


■パートナー募集

本製品の開発に参加希望のパートナー企業を募集しております。


■お問い合わせ先

株式会社シーズ ブロックチェーンIoT事業部  担当:後藤
電話番号 03-6907-2331(受付時間 10:00~18:00)
お問い合わせフォーム https://sees.tokyo/contact/


■関連サイト

 タイニーブロックチェーン https://function5.biz/iot-lp/
 株式会社シーズ https://sees.tokyo/

News2uリリース詳細へ
ニュースリリースURL:http://www.news2u.net/releases/166025

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